仕事や日常生活において、「やる気が出ない」「モチベーションが続かない」という経験をしたことがある人は多いでしょう。
しかし、成功の秘訣はやる気に頼ることではなく、むしろ習慣化や仕組化にあります。やる気が持続する保証はありませんが、習慣や仕組みは安定した結果をもたらしてくれます。
習慣化と仕組化がもたらすメリット
- 安定したパフォーマンス
やる気やモチベーションは波がありますが、習慣化した行動は毎日継続することができます。これは、日々のタスクを無意識にこなせるようになるため、エネルギーや意志力を節約することができ、安定したパフォーマンスを維持できます。 - 決断疲れの軽減
習慣化や仕組化を行うことで、日々の意思決定が少なくなります。これにより、重要な決断に必要なエネルギーを節約し、より効果的に仕事や生活を進めることができます。
1日に決断する回数は決まっているのであらかじめ決めていることをやることはおすすめです。 - 成功の再現性
仕組み化されたプロセスは、成功を再現可能にします。同じ行動を繰り返すことで、何が成功の要因だったのかを特定し、それを維持することができます。これは、やる気やモチベーションに依存せず、安定して成果を出す方法です。 - ストレスの軽減
やる気に頼らない習慣化や仕組化は、日々のストレスを軽減します。タスクが自動的に処理されることで、達成感を得やすくなり、ストレスを感じることなく前進することができます。
それでもやる気が必要なときの対処法
とはいえ、どうしてもやる気が必要な瞬間は訪れます。そのような場合に、やる気を引き出すための対処法をいくつか紹介します。
- 小さな目標を設定する
大きな目標を前にすると、圧倒されてしまうことがあります。やる気を引き出すためには、まずは小さな目標を設定し、それを達成することで徐々にやる気を高めていく方法が有効です。
例えば、最初は5分だけ作業することを目標にすることで、「一貫性の法則」がはたらき、気がついたら1時間以上作業していた、というような経験をすることができます。 - ポジティブな自己対話をする
自己対話は、やる気を引き出すための強力なツールです。自分自身に「できる」「頑張ろう」とポジティブなメッセージを送り続けることで、自己効力感が高まり、自然とやる気が湧いてくることがあります。 - 環境を整える
やる気が出にくい環境にいると、どんなに頑張っても成果は出ません。やる気を引き出すためには、まず環境を整えることが大切です。
例えば、集中しやすい場所で作業する、スマホを手の届かない場所に置く、やる気が出やすい音楽を流すなど、環境を整えることでやる気が自然と湧いてきます。
ただし、高価な道具をそろえることをして結局使わなかった とならないようにご注意ください。 - 成功体験を振り返る
過去に成功した経験を振り返ることも、やる気を引き出すための有効な手段です。自分がどのようにして成功したのかを思い出すことで、再びその成功を再現しようという気持ちが高まり、やる気が湧いてきます。
まずは、日記やジャーナルアプリでポジティブな1日の振り返りをしてみましょう。
やる気に頼らないことが成功の鍵
やる気に頼ることは、短期的には効果的かもしれませんが、長期的には不安定な要素です。むしろ、習慣化や仕組化を行うことで、やる気がなくても継続的に成果を出すことが可能です。日々の努力を仕組みに変え、安定した成果を手に入れることが、成功への確実な道となるでしょう。
オススメ書籍
面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本 (アスカビジネス) / 内藤 誼人 (著)
神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り / 星 渉 (著)