はじめに
新しいことをやりたいときにメンバーにも同じように動いてほしいことはないでしょうか。やってほしいことは伝えたのに動いてくれない…そんなときの考え方を本記事にて紹介します。
大前提
自分の行動は変えられても、他人の行動を変えるのはとても難しいです。ではどう言った時に動いてくれるようになるのか考えていきます。
人の原動力
人の原動力として、「自分に利益があるかどうか」が大きくかかわっていると思います。
分かりやすい例だと、モノを売る商人は「自分がもうけさせてくれるか」という点が取引の基準になることでしょう。それが金銭的な面であっても信頼の面でも同じように考えることができます。
日常業務においては、楽になるか/不利益をこうむることがないかを考えてしまいます。
人を動かす方法
上記を踏まえたうえで人に動かそうとする際の考え方の一例は下記のとおりです。
- 利益を提示する/不利益を説明する
- 権威性を利用する
- まずは小さな要求から
利益を提示する/不利益を説明する
利益があるとこであればやりたい。不利益をこおむった結果、より面倒なことが起こるとなるとそれが起こらないように努力する。そう言った感情はないでしょうか?
分かりやすい例では「アメとムチ」です。
- 利益を提示する=アメ(これをやることで簡単になるよ)
- 不利益を説明する=ムチ(これをやらないと更に面倒なことをやらないといけなくなるよ)
新しくやることを増やすことで業務が楽になったり、ミスが減るが減ったりするとやらない理由がないですし、逆にやらないとなぜなぜ分析で別に3時間以上も稼働がとられてしまうとなるとそんなことやっている暇があるのなら日頃から気を付けようと思います。
権威性を利用する
簡単に言うとより上の立場の人から言ってもらうということです。「上の立場の人の言うことであればしかたない」と思わせることで行動してくれるようになります。
これはインフルエンサーや有名人から言われたときにも同様に心理が働きます。
イチ推しのインフルエンサーや有名人が使っているものや紹介しているものであればそれを試してみたい・買ってみたいと思うことはないでしょうか?これを利用して現代の広告ではインフルエンサーや有名人を起用することが多くなっています。
まずは小さな要求から
これは「フットインザドア」という心理効果となります。本来要求したい内容よりもハードルの低いことを依頼して要求を聞いてもらい、そのあとに本来要求する予定だったことを依頼するという内容です。
これは一度聞いたことだから次もやってあげようという「一貫性の法則」という心理が働いています。
今のままの方がいいという「現状維持バイアス」も働いているので、一気に全部変えるのではなく、時間をかけて少しずつ変えていくということも考慮してみてください。
まとめ
人の心理を考慮し依頼することで動いてくれる確率は上がります。相手の立場に立った利益を考え依頼し、業務の品質や効率アップを目指しましょう!